自然豊かな安曇野に建つセカンドハウス「森のあとりえ」

Michi Koba Michi Koba
森のあとりえ, アトリエ・アースワーク アトリエ・アースワーク Scandinavian style living room
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今回ご紹介するのは、都内暮らしのクライアントが、「いつもと違う暮らし」を求めて安曇野に建てたセカンドハウス。安曇野の作家のギャラリーとして、またゆくゆくはこちらに移住することが予定された住まいでもあります。自然豊かなこの地で都会の喧騒を離れてゆったりとした時間を過ごし、時には仲間と楽しく集まることのできるそんな空間が実現しています。

アルプスの麓に建つ

建物が立地するのは長野県安曇野市の西端、北アルプスの麓です。普段は都内に在住し忙しない日々を過ごすクライアントが、「い つもと違う暮らしがしたい」、「安曇野で活躍する作家達のギャラリーとなる空間を持ちたい」「最終的には移住をする」という希望を持って建築家に依頼し、建てられたのがこちらのセカンドハウスです。こちらは南西面のファサード。冬の積雪を考慮して基礎レベルが上げられ、また1000㎜と深い庇を設けることで夏場の厳しい日射を遮りつつ冬場は窓際の積雪を防ぐことができます。南、西面にはテラスが設けられ、天気の良い日にはここで屋外の自然を感じつつゆったりと日向ぼっこをすることができます。周囲の環境になじむどこか素朴で、かつモダンな佇まいです。

赤い扉のある玄関

こちらは玄関へのアプローチの様子。「明るくポップなものが好き!」というクライアントが選んだ玄関の赤い扉がとても印象的です。白い壁、グレーの床という比較的ノイトラルな色遣いに明るい赤が加わることで空間がより生き生きとしたものとなっています。

リビングへ続く明るい廊下

廊下からリビング方向を望みます。右手にあるトイレの扉もクライアントが選んだものです。リビングと廊下の間にはガラスの引き戸を設けることによって、閉めた状態でも閉塞感のない明るく広がりある空間が実現しています。左手にある飾り棚はリビングまで続いており、なんと7mもあるそう。ギャラリーとして使用されるときには展示スペースとなります。

​開放的なLDK

廊下を進むと35畳の広さを持つLDK空間が広がります。屋根勾配をそのまま活かした高い天井がさらに空間に広がりと開放感を生み出しています。フローリングや天井、建具など、木に囲まれた空間は、あたたかみがありとても癒されます。またこの空間でも程よくポップな色彩や模様が取り入れられることで、シンプルでナチュラルな空間に活気が生まれ、より豊かな表情を感じることができます。

仲間とわいわい楽しむ空間

廊下およびキッチン方向を望みます。アイランド型キッチンは、クライアントの集まってくる仲間達も自由に料理を作ったりお喋りを楽しんだりして、「いつもと違う暮らし」に触れて貰いたいとの思いから採用されました。オープンで明るく広々としたこの空間でなら、仲間と集まる時間もより楽しくなることでしょう。

​ポップで楽しい色遣い

さりげないポップさが楽しいランプが空間にアクセントを添えています。メインの暖房方法には心地よい暖かさを得られるパネルヒーターが採用され、炎を楽しむために右手に見えるペレットストーブが設置されました。

​モダンな和室

淡いグリーンが優しくさわやかな雰囲気のモダンな和室。ここでもクライアントが選んだ襖紙が「いつもと違う暮らし」を演出しています。

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