パレットやすのこをスタイリッシュな家具にする方法

Aya F. Aya F.
Charming Suite, BARASONA Diseño y Comunicacion BARASONA Diseño y Comunicacion Bedroom
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パレットやすのこは、DIYをする人たちやリサイクリング素材で家具を作るデザイナーたちの間で注目の素材。その活用方法の幅広さは、ネットで検索すると数多く見ることができます。素材がとても丈夫な木でできているため、切ったり重ねたりとDIY初心者にも扱いやすいのも大きな魅力です。ではどんなものができるのでしょうか。今回はパレット、すのこを利用したスタイリッシュな家具をご紹介します。

サイドテーブル

すのこ、パレットの外観をそのままに、シンプルに作り上げたのがこちらのサイドテーブル。キャスターを取り付けることで、テーブルとして高さを出し、また簡単に移動させることができます。元々重いものを乗せるためのものなので、上にたくさん物を置くことがあっても安心です。パレットの表面がざらっとしている場合は、やすりをかけたりニスなどをかけたりすると手触りもよくなりささくれなども出にくくなります。

ベッドフレーム

かなりの荷重に耐えられるこの素材は、もちろんベッドのフレームにも最適。床に一枚直置きして低めのベッドにするもよし、複数枚重ねて高さを出してみるのもあり。幅もお好みで簡単に変えられるのもいいですね。こちらのベッドはフレームをなんと天井からロープで吊ってあります!工場や倉庫を改装したようなインダストリアルな寝室だと、天井の梁の強度も充分そうで安心して眠れそうですね。インダストリアルスペースは、無機質で冷たい感じがするものですが、こうした木製のあたたかさが加わるとちょっとロマンティックな空間になりますね。

ソファー

パレットやすのこを使ったソファーもいいですね。お好みの高さにすのこを積んで、柔らかなクッションやマットレスなどを敷けば、それだけでも簡単なソファーの完成です。たくさん人が来るようなパーティの時に一時的に座るところを作りたいときにも便利なアイデアです。もちろんこちらのように、背もたれを付けて本格的に座り心地の良いソファーにするのもいいですよね。普通のソファーと違い、クッションになる生地を気軽に変えられたりするので頻繁に模様替えしたい方にも向いています。

すのこで縦型の庭

お庭やベランダにグリーンがほしいけれど、場所があんまりなくって、と言われる方にぜひおすすめしたいのがすのこやパレットを使った縦型ガーデニング。プランターが入るように加工する必要がありますが、それもかなり簡単な作業で済みます。こちらのように何段にも植物が植えられると、グリーンウォールのようですね。殺風景なフロアにあたたかみが生まれます。ちょっと重いですが、お好みの場所に移動させることも可能です。

部屋の間仕切りに

広いワンルームを寝室とリビングに分けたいとか、ちょっとプライベート空間を作りたい、というときは、すのこやパレットをパーテーション代わりに使ってみるのはいかがですか?コンクリートの打ちっぱなしの部屋に木のテイストが入ると空間に柔らかさが出てきますし、ウッディなお宅ならば調和が生まれます。すのこを使うと空間を密閉しないため、囲われた中も外も窮屈さを感じさせないというのも大きなメリットですね。

小さな収納棚

小物の収納にもすのこを使ったボックスや棚はぴったり。壁に掛けるシェルフにもパレットやすのこの丈夫な素材は向いています。こちらはキッチンのミニ収納シェルフ。パレットを縦にカットしただけの簡易なつくりですが、下にフックを付けることでカップや鍋つかみをぶら下げたり、スパイスやキッチン用の小道具を収めてみたり、さらには彩を添える花を飾ってみたりと大活躍です。キッチンテーブルが狭いときは、花の置き場所に困ったりするので、こんな棚、とっても重宝しますね。

すのこフェンス

室内屋外、縦に横にと大活躍のすのこ。こちらはアグラ設計室 一級建築士事務所の手がけた陶庵。木をふんだんに使ったあたたかなお宅ですが、家の二辺を囲むようにデッキスペースが設けられており、それを取り囲むようにすのこ状のフェンスが張り巡らされています。木の板などで完全にふさぐのではなく、かといってガラスのようにシースルーではなく、と、ちょうどその中間をとった形で、プライバシーを守りつつも外界との接触を保つといった絶妙なバランスが出来上がっています。

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