東京に家を建てるなら?

A.Imamura A.Imamura
落合のコートハウス 6テラス6ガーデン, 株式会社 安井秀夫アトリエ 株式会社 安井秀夫アトリエ Commercial spaces
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東京にを建てるには、様々な問題があります。都心の人口密度と高層ビルの問題から、狭小敷地や採光、通風問題などを解決する様々な工夫が必要になってきます。夢のマイホームを都心にもつ際に必要なアイデアと工夫を知っておきましょう。今回は、もし東京に家を建てる時のポイントをご紹介していきます。

東京に家を建てる20代・30代は?

東京に家を建てる若い世代は、やはり土地の狭さの問題があります。こちらはトラス・アーキテクト株式会社が手がける都心部の狭小地の住まい。コンパクトですが狭小敷地特有の圧迫感を感じさせない広々とした居住空間が広がります。室内はホワイトカラーをベースに明るい色味の木材がふんだんに使用され、廊下や間仕切りをつくらず縦と横に広がりを感じるような明るい間取りが工夫されています。

東京の家と狭小敷地

東京の家は、その人口密度からやはり狭小敷地の問題が多くあります。こちらは都心の山手線大塚駅前商店街の一角にある鉄筋コンクリート造の15坪の狭小住宅です。奥まった先に建つ住まいの周りは、高いビルに囲まれています。開口部を大きくとり易い鉄筋コンクリート造りと共に、さらに道路側の階段部分と上部から採光を取る工夫が施されています。構造素材と採光のためのガラス素材がより都会的な印象を演出しクールな印象に仕上げています。

住宅密集地とプライバシー

都心の住宅密集地ではプライバシーを保つ工夫が必要です。こちらは、外壁にはスリットを設け、プライバシーを確保しながら周辺環境とゆるやかな連続性を作り出す外観に。その他には、例えばコートハウスで外からの視界を防ぎながら、中庭から効率よく通風や採光を取り入れる住宅デザインもおススメです。

採光の工夫

壁面の窓は一方向を向いているため、光が入る時間帯が限られてしまいます。特に、都心部は高いビル等が多いことから採光の問題により工夫が必要です。例えば、こちらの様にトップライトと呼ばれる天窓を大きくとったりすることで、できるだけ太陽の光を取り入れ明るい居住空間を確保するのもアイデアの一つです。また、大きさの異なるトップライトをランダムに配置させることで、明るさと一緒に空間にリズム感も生まれます。

都会のオアシスを自宅に

都心には、公園などの緑のスペースが少なく、また夏場の直射日光やコンクリートによるヒートショックは人にも住まいにも悪影響です。例えば、こちらのように屋上やテラスを緑化してみてはいかがでしょうか?エコ意識と共に都心の喧騒を忘れ、のんびりとした時間をもつスペースとしても活躍してくれます。

区切らない室内空間

都心や住宅密集地などの狭小住宅や変形敷地に位置するような家の場合、できるだけ居住空間の開放感を保つことが暮らしのクオリティを保つポイントになります。例えば、東京都の体表的な住宅密集地域に建つスキップフロアで構成されたこちらの住まい。廊下や扉を設けずスキップフロアで空間を緩やかに区切ることにより、開放感を保ちます。

こちらでは併せて「スキップフロアでつくる日当たりのよい住まい」を紹介しています。

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