間取りで失敗しがちなポイントまとめ

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間取りは、家づくりの過程の中でも最も重要とも言えるものです。それによって新しい家での暮らしのかたちもほとんど決まりますし、リフォームなどで変更しない限り、そのかたちはずっと続くことになります。だからこそ、実際に住み始めて気付くような不快あるいは不便に感じてしまうプランニングの失敗は絶対に避けたいものです。そこで今回は、間取りで失敗しがちなポイントをまとめて紹介していきたいと思います。

間取りで最も失敗しやすいコンセント・スイッチ

間取りでまず最も失敗しやすいものとして挙げられるのがコンセントやスイッチに関することです。コンセントやスイッチが使いづらい場所にあったり、コンセントの数が足りないなどの失敗がよく見られます。間取りを確認する際には、常時する家電はもちろん、掃除機や携帯の充電、さらには扇風機や暖房器具など季節ごとに使う家電も考慮しながらコンセントの位置や数を見ていきましょう。また、スイッチの位置もきちんと図面上での実際の生活をイメージしながら、生活動線に沿って使いやすい場所にあるかを確認していきましょう。

収納スペースの不足や使いづらさ

住まいでの暮らしを快適で過ごしやすくしていくには収納スペースが欠かせません。しかし、その収納スペースが不足してしまったり、使いづらいものになってしまうことが間取りの失敗しがちなポイントとして挙げられます。そうならないためにも、しっかりと計画的に収納する物や場所に合わせた収納スペースを検討していきましょう。同時に、こちらのARTHUR&MILLERの住まいのように、天井いっぱいまで収納スペースを設けるような収納効率についてもよく考慮していくといいでしょう。また、豊富な収納スペースは家の中をすっきりとしやすくしてくれますが、その分リビングなどの生活空間が狭くなってしまいますので、収納する物に合わせた大きさをきちんと考えてみて下さい。

部屋や家具の大きさの失敗

部屋の大きさでの失敗も起こりがちなことの1つです。ある部屋を大きくしたり、無理に吹き抜けなどを設けることで、他の部屋が狭くなったり、2階の部屋を小さいと感じてしまうことが起こりがちです。部屋の大きさを決める際は、図面上だけでなく、実際に同じような大きさや部屋のつくりの家を体験もしてみながら決めてみるといいでしょう。また、その際には部屋に配置予定の家具もきちんと図面に反映して、部屋の大きさあるいは家具の大きさも決めていくことも大事になります。

予想外の採光・通風性そして室温

窓を設けたにも関わらず、隣家によって光や風が遮られてしまうなど、期待していたよりも家の中に光や風が入ってこない間取りの失敗も多いようです。また、明るく開放的な住まいにしようと、吹き抜けや大きな開口部を設ける方も多いと思います。そうした大きな空間の間取りでは、そのままでは特に暖房効率が低くなってしまいますので、高断熱・高気密の窓とするなどの対策を講じていきましょう。暖房効率については、「暖房効率をアップさせるポイントまとめ集」も是非参考にしてみて下さい。

家の中や外からの視線が気になってしまう

間取りを平面の図面だけで考えていると、実際に立体になった時に様々な問題点が浮き上がってきます。その代表的な失敗例が、家の中や外からの視線が気になってしまうような間取りの失敗です。トイレの扉を開けるリビングが見えたり、隣家や道路からリビングでくつろいでいる姿が丸見えとなるなど、思いもよらない失敗が見えてきます。そうならないためにも、実際の生活を立体的にイメージしながら間取りを確認してきましょう。

外部空間が使いにくい

外部空間は家の内部に比べてないがしろになりがちなため、庭やバルコニーといった場所が使いにくくなってしまうことも起こりやすいようです。庭やバルコニーで洗濯物を干す場合などにはその分のスペースを十分に確保するとともに、室内と屋外の出入りがしやすいような開口部にもしていきましょう。また、駐車スペースを設ける場合は、車の大きさに合わせて車を出し入れしやすい広さを確保するとともに、車の荷物を家に取り込みやすいようなプランニングなども考えてみるといいでしょう。

【間取りについては、こちらの記事でも紹介しています】 

間取りを考える際に押さえておきたいポイント

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