浴室は、お風呂好きの日本人にとって大切な場所。しっかりとくつろげるお気に入りの空間にしたいものです。インテリアや家づくりにこだわりがある方は、家の隅々までしっかりとカスタマイズされると思いますが、浴室も個性的に作られるのでは?今回は、ちょっと目を引く個性的なバスルームをご紹介していきます。居心地の良さ、見た目の美しさ、特別感のあるバスルームで、日々の生活の中に非日常的な楽しさを組み込んでみませんか?
浴室に手を加えることは、新築やリフォームなどの機会以外にはなかなかなさそうですが、だからこそ、使い勝手やデザインにもこだわりをもって作りたいもの。特に家の隅々までしっかりと自分好みに個性的にカスタマイズされたい方にとって、浴室もしっかりと手を掛けて作り上げたいのでは?色合いやバスタブの形、シャワーなどの水栓の形状も、いろいろ見ていると、驚くほど多種多様にわたるデザインが見つかります。
Photo: Senichiro Nogami
家の中でバスルームの場所は、どこにあるのが都合がよいでしょうか。開放的な空間にしたければ、プライバシーの守られた中庭に向けた窓を取り付けられるポジションは気持ちがよさそう。こちらのお宅は東京の鹿内健建築事務所の手がけたものですが、ご覧の通りキッチンと隣り合う位置に広々とした浴室があり、これを隔てる壁に設置された窓を開け放つと、キッチンで作業しながら浴室の子どもたちの様子がうかがえるという仕組み。意外性を持った個性的なバスルームです。
Photo: 鳥村鋼一写真事務所
日本人でよかった!と思う瞬間はいろいろあるかもしれませんが、よく挙げられるのが温泉に浸かった時ではないでしょうか?ストレスフルな生活の中で、近くの温泉などでゆっくりお湯に浸かっていると、日々の疲れもあっという間に消えていくようです。しょっちゅう旅行できるわけではないけれど、この非日常感を頻繁に楽しめたら、と思われるのならば、自宅のお風呂を檜にしてみるのもいいかも?!こちらのように庭が眺められるお風呂だと、毎日の入浴タイムが楽しくなりそうです。
個性的な浴室づくりをお考えならば、バスタブや内装にもこだわりを持って作りたいもの。お風呂嫌いなお子さんのあるご家庭ならば、入浴が楽しくなるような仕掛けを作ってみるのも問題解決のための一つのアイデアとなりうるかも。こちらでは、なんと浴槽が大きなビニールプール!ワクワク感が高まるだけでなく、滑って転ぶことがあっても、浴槽がソフトなので、怪我もひどくならなさそうで安心ですね。浴室の窓からは海も見えるそうで、開放的に楽しめそうですね。
ゆったりと広々としたお風呂は、長風呂が楽しくなりそう。半身浴などをしながら読書を楽しむ方にとっても心躍るものとなりそうです。個性的な家づくりの中で、例えば家をヨーロピアンスタイルでカスタマイズしていかれるのであれば、浴室までもヨーロッパ風にデザインしてみるのはいかが?こちらでは浴槽が空間の真ん中に鎮座する優雅なスタイル。そばに寝椅子があるので、長風呂する時にも休憩をはさんだりできそうです。
自然を間近に感じられる家は、とても深いリラックスが得られそうですよね。都会でも身近な自然を感じられるような家づくりは可能ですが、大海原や山の木々などを窓の外に臨む家をお考えならば、やはり田舎暮らしかセカンドハウスとしてこだわりを盛り込みたいもの。こちらのバスルームは、屋根の下とはいえ、半分屋外のようなスペースに設置されています。見渡す限りの海と岩場が、特別感あふれるバスタイムを現実のものとしてくれます。柔らかなレインシャワーがとても心地よさそうです。