変形敷地を生かして個性的な空間に！シンプルでナチュラルな住まい

ロケーションは兵庫県。敷地が三角形に近い形状をしているといういわゆる変形敷地に建っている地上2階建ての住まいです。こちらの正面ファサードは、開口部が控えめに設けられ、どちらかというと閉じた印象をしているシンプルでモダンな外観。玄関のドア周りの素材には木が使われており、ナチュラルで柔らかい雰囲気がアクセントとしてプラスされています。

こちらは角度を変えて、さらに少し遠目からのぞんだ住まいの様子です。建物の背面には水路があり、また敷地も変則的な形状の上にそれほど奥行きがない形をしており、家作りの際は建物の形以外にも様々な工夫が施されたことをうかがわせます。ただ水路側は視界にゆとりが生まれているため、大きめの開口部がたくさん設置されているようです。先ほどの正面から見た外観とはだいぶ印象が変わり、オープンな雰囲気となっていますね。

住まいは1階にダイニングキッチン、2階にリビングと和室、個室を配置した構成となっています。こちらは1階のダイニングから玄関方向をのぞんだ様子ですが、室内は吹き抜けとなっており開放感にあふれています。またインテリアはナチュラルを基調にシンプルな作りでまとめられ、リラックスできる雰囲気となっています。変形敷地のため室内空間もイレギュラーな形をしていて、逆にそれが個性となって暮らしの中で空間の変化を楽しめそうな印象です。

こちらは1階のダイニングキッチンから階段方向をのぞんだ様子です。吹き抜けによって住まい全体に一体感が生まれているので、リビングとダイニングキッチンが1階と2階で分かれていても、つながりを十分に感じられる雰囲気があります。また階段の幅が少し広くなっているため、1階にいてもリビングの様子が比較的目に入りやすい点も特徴的かもしれません。視界が開けた水路側には大きな開口を設けており、自然光に包まれた快適な室内空間となっています。

1階から階段を上がったこの2階部分が住まいのリビングとなっています。リビングからは1階のキッチンの様子までよく把握できるので、場所が離れていてもお互いが目を合わせたり声をかけ合ったりと、コミュニケーションも生まれやすい雰囲気がありますね。リビングの隣には和室を設けており、さらに数段上がった高さに廊下と個室を配置しています。形状だけでなく、段差でも空間の変化が楽しめる2階空間になっているようです。

こちらは2階の個室からの眺めです。1階のダイニング、向こう側にある2階のリビングや和室の様子がよく見渡せ、イレギュラーな形状の敷地の難しさをポジティブに生かし、一体感のある快適な室内空間であることが分かります。階が違っても家族がお互いの気配を感じられやすく、それぞれの場所で安心感を持ってのんびりと過ごすことが可能になった、魅力的な住まいとなっているようですね。