ロッジ風のラスティックなインテリアを作ってみよう

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Mobiliario clásico., Interiorista María Victoria Mengual Interiorista María Victoria Mengual Rustic style living room
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冬はスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツ、または温泉やスパを楽しむために雪山に行く人も多いことでしょう。真っ白い銀世界が広がる山に立つロッジは特別な存在感があります。開放的で生命力に溢れた春夏とは違い、時に厳しく恐ろしくもある冬の山で我々ゲストを温かく包み込み守ってくれるロッジは、心から安らぐことができる安全で安穏な場所です。寒い冬もリラックスして穏やかな毎日を送るために、自宅にロッジ風のラスティックなインテリアを作ってみませんか?

ソファ&椅子

リビングルームの中心になるソファ&椅子はシンプルなデザインで布張りのものを選びましょう。生成りや白、ベージュやライトブラウンなどの中間色を選ぶと空間を明るく、しかも居心地の良い穏やかなインテリアを作ることができます。フレームは金属よりも木製のものがより温かでラスティックな雰囲気を作ります。こちらのお部屋はソファの背後の壁を木材パネルで覆い、ゾーニングと共に空間の焦点に。丸太をスライスしたようなワイルドなコーヒーテーブルもスタイルを強調します。椅子は敢えてモダンなデザインのものを合わせて、少しだけ洗練された印象を加えています。

​照明

照明はシンプルな電球タイプがおすすめです。裸電球なんて… と何だか貧乏なイメージが付いていたのはもう過去の話。現在はフィラメントが美しくデザインされたものや、電球とソケットとコードの組み合わせが選べるものもあり、好みに合わせておしゃれな照明を作ることができます。DIYできる素敵な照明装飾アイデアがこちら。ランプシェードの様に電球にドライフラワーを組み合わせています。そのままでもノスタルジックな美しさがありますが、照明をオンにすれば温かみのある黄色い光が花々にドラマチックな表情を与えます。coil松村一輝建築設計事務所による住宅です。

クッション

膝掛けと組み合わせて使いたいのがクッションです。ソファや椅子に、ベッドに床座スペースに… と、どこにでも使えて、しかも柔らかく快適な印象を作るクッションはいくつあっても足りません。手編みの毛糸のクッションカバーなら誰もが思わずほっこり。おばあちゃんが編んでくれたようなノスタルジックな優しさと温もりに溢れたアクセントとなります。しばしば差し色に使われるクッションですが、ロッジ風インテリアではあまりビビッドな色は使わず、このような中間色か淡いパステルカラーを選びます。または色ではなくファーやウールの太い毛糸、麻素材を使うなど、質感でアクセントを加えるのが正解です。

ファブリック

温もりを保ち、見た目にも温かみを感じさせる膝掛けやラグを設置します。保温性の高いウールなどの毛製品で、色は中間色の無地、または古典的なチェック柄も温かな印象を与えます。フリースなどの化学繊維は軽量で保温性も高く、しかも安価ですが、いきなりチープな印象になってしまうのでやめておきましょう。素朴=チープではありませんのでご注意を!派手な飾り気のないラスティックスタイルこそ質の良いアイテムを使用して、素材の良さそのものが作る居心地の良さを楽しみましょう。

壁の装飾

こちらのお部屋のような荒々しい石造りの壁や、丸太を使用した本格的なロッジ風の建物なら、その壁自体が高い装飾性を持っているので他に付け足す必要はありません。全ての壁を改造するのは大変な作業なので、部屋の一面のみ木材パネルやレンガを設置するとアクセントと焦点となり、よりラスティックなロッジ風のインテリアを作ることができますよ。

​床

床はフローリングや石材がおすすめです。数多くの種類があるフローリングですが、ラスティックな感じを強調したいなら高級感と重厚感の出る濃い色味のハードウッドよりも、こちらの写真のような石灰を含んだ塗料を塗るライムウォッシュ仕上げや、天然の様々な色が混じり合った木材を選ぶのがポイント。自然素材はそもそも色や木目が均一ではないもの。よりナチュラルで自然そのままな感じが、大らかに包み込んでくれるロッジ風のインテリアを作ります。

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