アイデア収納で魅せる部屋づくり！

収納の方法には、ざっくり分けると見せるタイプと隠すタイプとがあります。物を隠して収める場合、見た目もすっきりとしますが、収納容器がばらばらだとまとまりのない空間になってしまうことも。こちらは見せるオープンシェルフがとりいれられています。キッチンからリビングにかけて壁に棚を設置していますが、壁一面にフラットにつながるように掛けられているため、空間をフラットにつながっているように感じさせるアイデア。他の家具との色はもちろんのこと、インダストリアルテイストにしっくりなじむ棚となっています。

空間のコーディネートを考えるにあたり、まず色合いを決めることが大切になります。こちらのダイニングでは、白と淡い色調の無垢材が基調となっています。壁に面して配置されているのはユニット家具。棚の高さや数はもちろんのこと、扉付きの棚も組み合わせることで、多種多様なものを収めるのに対応しています。背板がないタイプなので、奥の壁が見えて開放的ですっきりとした印象に仕上がります。膨張色である白でまとめられているのもあり、ゆったりとした空間が実現できますね。

整ったすっきりとした印象のキッチンを作りたいのであれば、気を付けたいことは収納容器。調味料や嗜好品などの取り出しやすい場所に置くものは、なるべくデザインの揃った容器に詰め替えるのがおすすめです。こちらでは、同じデザインのサイズ違いのものを組み合わせるなどすることで、統一感のあるパントリーになっていますね。腰から下の部分は、同じ形のボックスを使い、目の高さから上にはオープンシェルフ。使い分けることですっきりと見せることが可能です。

Photo: 本多康司 / 本多康司写真事務所

ちょっとおしゃれな収納棚を取り入れることで、お部屋のインテリアにアクセントを添えるのも、きらっと光るおしゃれなアイデア。こちらの壁にはメタリックな素材のしずく型の棚が設置されています。下の部分は格子状になっており、ワインなどのボトルが横にして収められ、真ん中の段にはデカンターやグラス、いつでも開けられるように用意されたボトルなどが置けるような高さのある棚が。一番上には、ちょっとした小物が置けるようになっています。おしゃれで機能的な家具は、ステキなアイキャッチャーになりますね。

最近ではよく目にするLDKの広々とした間取り。ゆったりとした空間を楽しむためには、壁面に収納を寄せてしまうのがシンプルなアイデア。こちらは東京のリノベーション会社・スタイル工房の手がけたお宅。壁一面の幅をしっかりと利用したウォールシェルフが取り入れられています。格子の形が見た目にもすっきりとしています。下の段は、子供でも手の届きやすい高さなので、子供のおもちゃや本などを収納するのにぴったり。お片付けをしつけるのにもよさそうです。

収納棚はたっぷりあると家も片付きやすいもの。こちらのお部屋では、床から天井まで届くオープンシェルフが取り付けられています。奥行きはそれほどないながらも、高さにヴァリエーションがあるため、どんなものでもぴったりくるような場所が見つかりそうです。また、お部屋のパーテーションとしても使えるため、ワンルームを上手に仕切るアイデアとしても利用できそうですね。視界を遮りすぎないデザインなので、うまく取り入れるとゾーニングアイテムとしても活躍してくれそうです。