解放感を生み出す5つの住空間

現代の暮らしでは家のすぐ横に家がある場合が多いでしょう。そのため庭があったとしても、周りの目が気になってしまい、そこで解放感を楽しめないかもしれません。そんな場合にお勧めしたいのが中庭。家や壁などに囲まれた中庭は外からの視線を気にする必要はありません。そのため中庭に面した窓をカーテンで閉じる必要はないでしょう。それどころか、外からの風や光を取り込むために窓を全開にすることもできます。中庭はプライバシーを守りながら、光や風、そして中庭の風景までも取り込むことができるのです。このように中庭ではたっぷり解放感を楽しむことができるでしょう。「知っておきたい中庭の６つのポイント！」では、そんな中庭について紹介しています。

テラスは従来、家の外に造られますが、屋内空間に造られるものもあります。それがインナーテラスです。それは屋根があるテラス空間となるため、雨に濡れることがなく、その一方で、外の風や光に触れることができます。こちらの場合も、中庭同様にプライバシーを守りながら、外の雰囲気を楽しむことができます。そのため都会での暮らしにぴったりの解放感を得られる場所となるでしょう。またリノベーションで部屋を転用してインナーテラスに変えることができます。このように家を建てる際にだけでなくリノベーションする際にも取り入れることができるため、実現しやすい解放感を得られる住空間の一つと言えるかもしれません。このようなインナーテラスについては「インナーテラスのメリットまとめ」で詳細を紹介しています。

吹き抜けは複数の階を繋げて縦に広がりを生み出します。それにより、床や天井によって住空間が小さく区切られることはありません。そして高い天井は圧迫感を感じさせることはないでしょう。このように解放感を感じられることはもちろんですが、2階にしか太陽の光が射し込まない家でも、吹き抜けを通じて1階まで光を導くこともできます。そのため周りを他の建物に囲まれてしまった家であっても、明るく心地良い住空間を作ることができるのです。このような吹き抜けについては、「吹き抜けを取り入れる前に知っておきたい６つのポイント」でその詳細を紹介しています。

スキップフロアは最近特に人気のある住空間の一つです。それは各階の間に中間階を設けたり、フロアを階段状に連ねる空間構成となります。このようなスキップフロアは各階を隔てることはありません。中間階と各階は小さな階段によって繋げることができるため、別のフロアにありながらも一つの空間のようになります。そのためスキップフロアでは、壁で区切らない空間が可能となり、同時に単調ではなく飽きのこない個性的な住空間を生み出すことができるのです。もちろん、それは広がりも生み出します。そのため解放感もたっぷり楽しむことができるでしょう。このようなスキップフロアについては、「スキップフロアで可能になる素敵な暮らし！」で詳細を紹介しています。

現代的な空間ばかりでなく伝統的な住空間も、解放感を感じさせてくれるでしょう。その一つに挙げられるのが縁側です。それは家の端となる縁部分に設けられた空間で、軒があるため屋内でもあり屋外でもある中間的な場所となります。このような縁側が果たすのは、屋外と屋内を繋ぐ役割。縁側を通じて簡単に庭に出たり、家に入ることができます。そのため気軽に屋外への行き来が可能となり、庭などを身近に感じることができます。もちろん、こうした空間の繋がりは家の中で壁に囲われているような閉塞感を減らし、屋外の身近さが解放感を生み出すことになります。このような縁側については「縁側とは？その魅力とタイプ別デザイン集」で詳細を紹介しています。