色々な照明:どの部屋にどの灯り?

Y. Y. Y. Y.
Casa di Panarea, Studio di Architettura Manuela Zecca Studio di Architettura Manuela Zecca Mediterranean style kitchen
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お家のインテリアを考えるとき、色彩と同じよう重要なのが室内を照らし出す照明器具です。照明には電球そのものから配光パターン、ランプシェードの形まで実に様々な種類があり、光の明暗によって室内を綺麗に、そして心地良く見せることができます。インテリアに用いる色は心理に影響を与えますが、照明も色温度などの違いによって、室内を暖かい感じにしたり、寒い感じにしたりするからです。それぞれの場所にあった照明を選び、さらに居心地のいいインテリアを演出しましょう。

フィラメントLED電球

まずご紹介したいのは最近カフェなどでよく見かけるタイプの電球、フィラメントLED電球。ONLY ONEのプロジェクト「Siphon」で、昔ながらの電球の美しさとLED電球の性能がミックスされ、元来のLED電球ではできなかったお洒落な灯具に合わせてさらなる美しい照明演出ができます。ワット数も低く、電球を直接見ても眩しくありません。このようにいくつか束ねて設置するのもお洒落ですね。

ペンダントライト

次にご紹介するのはペンダントライト。オーソドックスな照明方法の、天井から吊るすタイプのもので、大抵のご家庭にひとつはありますね。ダイニングテーブルの上にメインの照明として吊るしたり、階段に設置したりと色々な場に用いられます。ペンダントライトのランプシェードにも様々なスタイルがありますが、こちらのように小ぶりの物をいくつか高さを変えて吊るしても素敵です。吹きガラス商人によるハンドメイドのランプシェードです。

デスクライト

続いてはデスクライト。机などに置いて、読書や事務作業などの際に使います。寝室のナイトテーブルなどに置いて、就眠前の読書の際に付ける灯りとしても最適です。(株)K2一級建築士事務所が施工されたこちらのお宅の寝室はマホガニー色の床や扉に、同じ色調の家具がしっとりとした優雅さを演出しています。ナイトテーブルにはランプ型のデスクライトが置かれ、部屋を柔らかに照らし出しています。心身ともにゆっくり休める寝室には、このような間接照明が丁度いいですね。

スタンドライト

スタンドライトは、床に直接置かれている照明で、デスクライトよりも大ぶりのものが多いですね。ホテルなどにもよく使われる照明器具で、メインとなる照明の補助的存在です。株式会社JUJU INTERIOR DESIGNSが設計を手掛けたこちらのお部屋は、洋室二部屋をゲストルームにリノベーションされました。ホテルライクなお部屋で、どの角度から見ても美しく見えるフォルムにデザインされています。天井に埋め込まれたダウンライトがよりも、優雅な線を描くスタンドライトに目を奪われます。お客様がゆったりとくつろげそうなゲストルームです。

写真:Mitsuru Narihara

直接照明

直接照明は暗い所でも効率的に作業をするために対象物を直接照らし出す照明器具です。障害物を出来るだけ避ける為、天井などに設置し、光の安定を図ります。例えば食事の支度などをするキッチンには欠かせない照明ですね。こちらの地中海風キッチンには、作業台の真上に直接照明が取り付けられており、調理もスムーズに進みそうです。

間接照明

間接照明は壁などに当たった光を利用するので、直接照明ほど光が強くありません。したがって作業をするにはあまり実用的ではないのですが、反射光なので柔らかい光となり、室内に奥行きも出るので、インテリアの雰囲気作りには最適です。また、リラックスしたい時など癒し効果もあるので、リビングなどにあるといいですね。ベルリンのデザイナーMOHNLICHTがデザインしたこちらのテーブルランプ、和紙に薔薇の花弁が埋め込まれているようで、素材や色使いからジャパネスクな印象すら与えます。

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