家族に優しい建築計画

A.Imamura A.Imamura
House in Hashie, 矢内建築計画 一級建築士事務所 矢内建築計画 一級建築士事務所 Eclectic style houses
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一戸建てを施行する際の建築計画は、まず住まいと家族構成、行動や心理に適した家のコンセプトを明確にすることが大切です。家族と共に毎日を過ごす家だからこそ、家族に優しい住まいの在り方を考えたいですね。今回は、家族に優しい建築計画の住まい6選をご紹介していきます。

ライフステージにあわせた建築計画

家族のライフステージにあわせた建築計画を考えたことはありますか?こちらは、鹿内健建築事務所 一級建築士事務所が手がける「バスキッチンの家」。築40 年超の分譲マンションを購入し、バルコニー側にキッチンや浴室をつくり、引き戸の開閉によって、バスルームを含めた大きなワンルーム空間にリノベーションした住まいです。ワンルーム空間で幼い子どもと一緒に家族が密に過ごせる住まいを提案し、また低価格の中古マンションを家族のライフステージに合わせて建築計画することで、「小さな負担で自宅を持てる」という優しい住まいの提案が素敵な例です。

ペットと家族構成を考慮した建築計画

ペットも含めた家族の暮らしを建築計画時に考えてみるはどうでしょうか?こちらはシキナミカズヤ建築研究所が手がける、ペットの犬と猫が内外を自由に動き回れる家。田畑であり開放的な印象のある敷地の中に建つこの住まいは、家の中に配置された5つの庭が住居空間を繋げ、採光・通風・自然、そして程よく距離感のとれる間取りは、ペットにも家族にもストレスのない優しいゆるやかな距離感を保つ住まいが提案されています。ペットとの共同生活を重要とする人には、特に参考になる建築計画ではないでしょうか?

みんなに優しいバリアフリーの住まい

バリアフリーは、高齢者への配慮だけではありません。こちらはタクタク/クニヤス建築設計が手がける車椅子生活者に配慮した住まい。車椅子でも自分らしい生活とデザインの美しい住まいのため建築計画された家は、車庫からスロープ、玄関まで屋根を延長し、内部に外のようなインナーテラスを設けることで、雨の日でも濡れることなく車に向かうことができます。平屋の完全バリアフリーの住宅の室内は、設備や廊下の設計に至るまで細やかな配慮が施されています。ハンディキャップや高齢者だけではなく、バリアフリーは家族みんなに優しい住まいのデザインと言えるでしょう。

こちらの記事でバリアフリーの住まい詳細を紹介しています。「車いすに対応した心地よい家「近江八幡の家

二世帯住宅の平屋

こちらは、ゆったりとした敷地を生かした平屋の二世帯住宅です。三角屋根と木材の外観が愛らしい印象の双子のように連なるこの平屋住まいは、二棟が繋がりながら適度な距離を保つのんびりとした二世帯住宅の距離感を提案します。角度のついた二棟の連結は、お互いに庭を共有しながら交流できるフレンドリーさがあり、おおらかな庭に見合ったゆったりとした二世帯住宅の暮らしを提案してくれます。

クレジット: 新澤一平

家族構成に対応するフレキシブルな空間

こちらは、将来起こる家族構成の変化や生活スタイルの変化に合わせて、一緒に変化し続けることが可能な住宅です。ボックス型の各スペースの連結から構成されるこの住まいは、永い年月を経ても家族と共に住まいがフレキシブルに変わるよう、また将来の多世帯住宅、賃貸住宅、アトリエ、スタジオなど、様々な用途として活用できるように計画されています。

クレジット: Photo:Kenichi Higuchi

環境エネルギーと住まい

こちらは、オープンな空間でありながら、5つの異なるスキップフロアや南に面した吹抜けを通して家全体が緩やかにつながり、風通しの良いコミュニケーションを確立出来るよう計画された森林公園の家。家族が自然と集まる住まいのデザインと共に、日射遮蔽や採光、通風、排熱などの自然の恵みを活かすパッシブデザインの仕組みを取り入れたこの住まいは、家族にも環境エネルギーにも優しい住まいです。

クレジット: 撮影:吉田誠

家族のための家については、こちらの記事でも紹介しています。

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