車いすの方も安心のバリアフリー!ゆったりくつろげる和の優しい住まい

K.Yokoyama K.Yokoyama
全て障子で仕切る家, 遠藤浩建築設計事務所 H,ENDOH ARCHTECT & ASSOCIATES 遠藤浩建築設計事務所 H,ENDOH ARCHTECT & ASSOCIATES Country style living room
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今回ご紹介するのは、車いすの方もスムーズな移動ができ快適な和の住まいです。今後ますます高齢者社会となっていくと、住まいがバリアフリー構造であることは大きなポイントとなってきます。大切な家族と長く快適に暮らすためのアイデアが詰まったこの住まいは、バリアフリーの家作りを考えている方には参考になるアイデアが見つかるかもしれません。このプロジェクトを手掛けたのは、埼玉を拠点に活動する遠藤浩建築設計事務所です。一体どんな様子になっているのでしょうか?さっそく詳しく見て行きましょう!

和スタイルの外観

住まいの敷地は、緩やかな勾配のある道路に面しており、住宅はその道路から2mほど高くなった位置に建てられています。屋根に瓦を載せたいというクライアントさんの希望もあり、瓦屋根の勾配が目を引く和スタイルの住まいとなりました。こちらは南東側の外観ですが、住まいには簡単な囲いをしただけでデッキテラスや大きな開口を設けて開いた作りとなっているのが分かります。でも、通りとは高さがあるために、住まいから通行する人との視線が気になることはなく、敷地の特性を上手に生かした開放感のある作りとなっていることが分かります。

開放感のあるリビング

こちらは室内の様子。ロフト部分から吹き抜けとなったリビングを見下ろしています。梁や天井の木の存在を強く感じられて、しっかりと支えられているという安心感がありますね。天窓からは気持ちのいい自然光が降り注ぎ、室内が快適な明るさで包み込まれます。室内の多くは障子によって仕切られ、段差のないバリアフリーの構造となっているのがこの家の大きな特徴で、車いすの方もスムーズな移動が可能となっています。無垢材の床も肌触りが良さそうで、家族みんながゆったりとリラックスして過ごせそうですね。

オリジナルのキッチン

こちらは全てオリジナルで製作されたキッチンスペース。リビングダイニングの奥に設けられています。壁に面してL字型のレイアウトを取ったキッチンは、作業効率が良く使いやすそうな雰囲気。木をふんだんに使用したシンプルでナチュラルなデザインで、清潔感がありますね。作業に集中したい時は、キッチンとダイニングの間にある障子によって仕切り、独立させることが出来るようになっています。

快適なデッキテラス

こちらはリビングともつながっているデッキテラスの様子。敷地の特性上住まいの建物が少し高い位置にあるため、結果的に外への見晴らしが良くなっておりリラックスするのに最適なスペースです。天気がいい日は、このウッドデッキで日向ぼっこや読書を楽しんだりなど思い思いの過ごし方をして、長い時間くつろいでいられそうですね。

小さくても便利な和室

リビングの隣に設けられた小さな和室。きちんと床の間も設けられており、生け花などを飾って楽しむこともできます。リビングとの一体感を楽しみたい時はこのように障子を開けて、また、客間として使用する時や静かで落ち着いた時間を過ごしたい時、ちょっとした時にゴロリと横になりたい時などは障子を閉めて仕切ることができるので便利ですね。

車いすでもOKな浴室

こちらはバリアフリー構造となったバスルーム。3枚の引き戸で入り口が大きく開き、車いすでもスムーズな移動が可能です。バスタブに面して大きな開口を設け自然光や庭の眺めを楽しめたり、天井を含めた浴室上部半分は板張りとなっていたりと、ちょっとした旅館のような雰囲気があり、ゆったりとしたバスタイムが送れそうですね。

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