自然の中での特別な体験「安曇野の山荘」

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別荘と言えば、美しい自然環境の中での滞在を楽しむ建物です。そんな別荘には豪華な建物や、自然を傷つけるような建物もあるでしょう。ですが、別荘はは都会の住宅と同じものであるべきなのでしょうか。そして、それによって自然を傷つけても良いのでしょうか。建築事務所「カスヤアーキテクツオフィス」は、本来あるべき別荘の姿を考えて、建物を建てました。それはそこでしかできない体験、そして自然との良い関係を可能にしています。

森の中に建つ別荘

長野県に中心部に広がる安曇野市。そこには清流が流れ、美しい森が広がっています。このような自然環境を求めて、街には別荘が建ち並んでいます。今回取り上げる建物も、素晴らしい環境を楽しむために建てられた別荘の1つ。ただし、その外観は他とは少し違って見えるでしょう。テント型の形をしており、普通の家にはないような外観をしています。そして緑の森の中で強い存在感を見せているのです。

特別な外観をした建物

木々が茂る森の中に建てられた別荘は、「安曇野の山荘」という名前が付けられています。敷地に足を踏み入れると見えるのは三角の形をした建物。その断面部分には窓が取り付けられていますが、それ以外に窓となるものは見えません。巨大な屋根は地上まで伸びており、テントのように建物全体を覆っています。そのため中の様子を見ることができず、他の別荘にはないような特別な建物であることがわかるでしょう。

光と影のグラデーション

そんな建物の内部に広がるのは、外観から見てわかるように特別な空間。三角の形をしており、平らな天井はありません。窓が少ないため明るいわけではありませんが、壁には窓から射しこむ光で美しい陰影が現れ、印象的な空間が広がっています。光と影の変化は時間と共に変わってゆき、その変化に時間を忘れて見入ることになるでしょう。このような美しい光と影のグラデーション、そこで生まれる特別な時間感覚のように、ここでは都市で体験できないようなものを感じることができるのです。

自然を傷つけない建物

都会とは異なる体験を提供してくれる別荘ですが、その形には別の意味もあります。三角のテントが集まった形をしており、建物は大きな敷地を必要としません。また屋根は三角となっており、高い場所での建物の面積はとても小さなものとなっています。そのため木々を不必要に切ることなく、枝を切り払うことも最小限に抑えることができるのです。つまり自然環境を楽しむために、多くの自然を犠牲にする必要はないのです。

本来あるべき別荘の姿

別荘の多くは美しい自然環境の中に建てられますが、それは時として自然を犠牲にしてしまいます。それは建物と自然の関係はもとより、人間と自然の関係においても、良いことでないでしょう。また別荘の多くは、大自然の環境の中で都会の生活を可能とにしますが、それでは風景が違うだけで、都市での生活と何も変わらなくなってしまいます。ですが、「安曇野の山荘」では、ここでしか感じられないことを体験することができます。そして、そのために自然を犠牲にすることはありません。それは本来あるべき別荘の姿と言えるでしょう。

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