大きな縁側テラスでくつろぐ「ちはら台の家」

Michi Koba Michi Koba
ちはら台の家, アトリエ24一級建築士事務所 アトリエ24一級建築士事務所 Modern houses
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「休日は家族でゆっくりくつろぎたい」そんなクライアントの思いを体現したのが今回ご紹介するこちらの住まい。恵まれた立地条件を最大限に生かした広い庭と大きな縁側空間、そして開放的で明るい室内空間で、年間を通して快適な生活を送ることができます。また程よく和の要素を取り入れた、年月を経ても飽きの来ない落ち着きあるデザインも魅力的です。では早速見て行くことにしましょう。

​立地条件を最大限に生かす

敷地が位置するのは千葉県市原市の住宅地。敷地の南側には遮るものが何もなく、日当たりに恵まれた場所です。この良好な環境を最大限に生かしつつ、クライアントの要望の一つである「庭と空と一体感のある住まい」を実現すべく、建築家は建物を北東側に配置し、南側を大きく開けて広い外部空間を計画しました。写真は広い庭のある南側ファサードの様子。家族の共有空間であるLDKと和室は全室南向きに設定され、大きな開口を介して庭に面しています。さらに庭との間には内外の空間をゆるやかにつなぐ縁側のような広いテラスによって、屋外空間をより満喫することができます。

和モダンの外観

こちらは北東側の様子。手前には、駐車スペースを兼ねた広いアプローチ空間が配されました。また正面に位置する玄関の手前には縦格子の目隠しが設けられ、道路側からの視線を遮断しながらほどよく採光、通風確保が可能です。この建物を特徴づけている、二つの片流れ屋根を組み合わせた屋根形状は、太陽光パネル設置を考慮したもの。勾配の大きな和の雰囲気を持つ屋根でありながら、モダンで軽快なデザインとなっています。

屋外空間を満喫するテラス

建物の幅いっぱいに設けられたテラスは、奥行きも深く、とても開放的な空間です。軒が深いので、強い日差しや雨の日も屋外空間を楽しむことができます。室内からいつでも気軽に外に出ることができ、腰を下ろしてゆったりと時間を過ごすことができる縁側空間は、日々の生活に開放感をもたらし、暮らしをより豊かに演出してくれるでしょう。

​くつろぎの家族空間

リビングから庭を望みます。この空間では大きな開口から朝日も夕日も楽しむことができ、また深い軒があることで、夏の強い日差しを避け、冬は室内奥まで陽光が差し込む四季を通して快適な暮らしを送ることができます。フローリングとフラットな床面でつながる和室、そして杉板張りの天井と、木のぬくもりと和の落ち着いた要素を取り入れつつも、全体にはシンプルでモダンな居心地の良い空間となっています。

​吹き抜けのあるLDK

LDKの天井は屋根形状をそのまま生かした勾配天井となっています。天井の高い部分は吹き抜けになっており、開放感はもちろん、上部からもたっぷりと自然光を取り入れることができます。

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